3.2.13. Pod スケジューリングの設定
2 つのアプリケーションが同じ OpenShift ノードにスケジュールされた場合、両方のアプリケーションがディスク I/O のように同じリソースを使用し、パフォーマンスに影響する可能性があります。これにより、パフォーマンスが低下する可能性があります。ノードを他の重要なワークロードと共有しないように Kafka Pod をスケジュールする場合、適切なノードを使用したり、Kafka 専用のノードのセットを使用すると、このような問題を適切に回避できます。
3.2.13.1. 他のアプリケーションに基づく Pod のスケジューリング
3.2.13.1.1. 重要なアプリケーションがノードを共有しないようにする
Pod の非アフィニティーを使用すると、重要なアプリケーションが同じディスクにスケジュールされないようにすることができます。Kafka クラスターの実行時に、Pod の非アフィニティーを使用して、Kafka ブローカーがデータベースなどの他のワークロードとノードを共有しないようにすることが推奨されます。
3.2.13.1.2. アフィニティー
以下のリソースで affinity
をプロパティーを使用すると、アフィニティーを設定できます。
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Kafka.spec.kafka.template.pod
-
Kafka.spec.zookeeper.template.pod
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Kafka.spec.entityOperator.template.pod
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KafkaConnect.spec.template.pod
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KafkaConnectS2I.spec.template.pod
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KafkaBridge.spec.template.pod
アフィニティー設定には、さまざまなタイプのアフィニティーを含めることができます。
- Pod のアフィニティーおよび非アフィニティー
- ノードのアフィニティー
affinity
プロパティーの形式は、OpenShift の仕様に準拠します。詳細は、Kubernetes のノードおよび Pod のアフィニティーに関するドキュメント を参照してください。
3.2.13.1.3. Kafka コンポーネントでの Pod の非アフィニティーの設定
前提条件
- OpenShift クラスター
- 稼働中の Cluster Operator
手順
クラスターデプロイメントを指定するリソースの
affinity
プロパティーを編集します。ラベルを使用して、同じノードでスケジュールすべきでない Pod を指定します。topologyKey
をkubernetes.io/hostname
に設定し、選択した Pod が同じホスト名のノードでスケジュールされてはならないことを指定する必要があります。以下に例を示します。apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1 kind: Kafka spec: kafka: # ... template: pod: affinity: podAntiAffinity: requiredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution: - labelSelector: matchExpressions: - key: application operator: In values: - postgresql - mongodb topologyKey: "kubernetes.io/hostname" # ... zookeeper: # ...
リソースを作成または更新します。
oc apply
を使用して、これを行うことができます。oc apply -f your-file