第13章 AMQ Streams の管理


本章では、AMQ Streams のデプロイメントを維持するタスクについて説明します。

13.1. ラベルおよびアノテーションを使用したサービスの検出

サービスディスカバリーは、AMQ Streams と同じ OpenShift クラスターで稼働しているクライアントアプリケーションの Kafka クラスターとの対話を容易にします。

サービスディスカバリー ラベルおよびアノテーションは、Kafka クラスターにアクセスするために使用されるサービスに対して生成されます。

  • 内部 Kafka ブートストラップサービス
  • HTTP Bridge サービス

ラベルは、サービスの検出を可能にします。アノテーションは、クライアントアプリケーションが接続を確立するために使用できる接続詳細を提供します。

サービスディスカバリーラベル strimzi.io/discovery は、Service リソースに対して true に設定されています。サービスディスカバリーアノテーションには同じキーがあり、各サービスの接続詳細を JSON 形式で提供します。

内部 Kafka ブートストラップサービスの例

apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  annotations:
    strimzi.io/discovery: |-
      [ {
        "port" : 9092,
        "tls" : false,
        "protocol" : "kafka",
        "auth" : "scram-sha-512"
      }, {
        "port" : 9093,
        "tls" : true,
        "protocol" : "kafka",
        "auth" : "tls"
      } ]
  labels:
    strimzi.io/cluster: my-cluster
    strimzi.io/discovery: "true"
    strimzi.io/kind: Kafka
    strimzi.io/name: my-cluster-kafka-bootstrap
  name: my-cluster-kafka-bootstrap
spec:
  #...

HTTP Bridge サービスの例

apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  annotations:
    strimzi.io/discovery: |-
      [ {
        "port" : 8080,
        "tls" : false,
        "auth" : "none",
        "protocol" : "http"
      } ]
  labels:
    strimzi.io/cluster: my-bridge
    strimzi.io/discovery: "true"
    strimzi.io/kind: KafkaBridge
    strimzi.io/name: my-bridge-bridge-service

13.1.1. サービスの接続詳細の返信

サービスを検出するには、コマンドラインまたは対応する API 呼び出しでサービスを取得するときに、ディスカバリーラベルを指定します。

oc get service -l strimzi.io/discovery=true

サービスディスカバリーラベルの取得時に接続詳細が返されます。

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