3.9.5. 外部サービスのカスタマイズ


ロードバランサーまたはノードポートを使用して OpenShift 外部で Kafka を公開する場合、ラベルとアノテーションの他に追加のカスタマイズプロパティーを使用できます。外部サービスのプロパティーの説明は以下の表を参照してください。外部サービスのプロパティーはサービスの作成方法に影響します。

フィールド説明

externalTrafficPolicy

サービスによって外部トラフィックがローカルノードのエンドポイントまたはクラスター全体のエンドポイントにルーティングされるかどうかを指定します。Cluster を指定すると、別のノードへの 2 回目のホップが発生し、クライアントソースの IP が特定しにくくなる可能性があります。Local を指定すると、LoadBalancer および Nodeport タイプのサービスに対して 2 回目のホップが発生しないようにし、クライアントソースの IP を維持します (インフラストラクチャーでサポートされる場合)。指定のない場合、OpenShift では Cluster がデフォルトとして使用されます。

loadBalancerSourceRanges

クライアントがロードバランサータイプのリスナーに接続できる CIDR 形式による範囲 (例: 10.0.0.0/8130.211.204.1/32) のリスト。プラットフォームでサポートされている場合、ロードバランサーを経由するトラフィックは CIDR 形式で指定された範囲内に制限されます。このフィールドは、ロードバランサータイプのサービスのみに適用され、クラウドプロバイダーがこの機能をサポートしない場合は無視されます。

詳細は https://kubernetes.io/docs/tasks/access-application-cluster/configure-cloud-provider-firewall/ を参照してください。

これらのプロパティーは、externalBootstrapService および perPodService で使用できます。以下は、template のカスタマイズされたプロパティーの例になります。

# ...
template:
  externalBootstrapService:
    externalTrafficPolicy: Local
    loadBalancerSourceRanges:
      - 10.0.0.0/8
      - 88.208.76.87/32
  perPodService:
    externalTrafficPolicy: Local
    loadBalancerSourceRanges:
      - 10.0.0.0/8
      - 88.208.76.87/32
# ...

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