3.7.2.4. OAuth 2.0 イントロスペクションエンドポイントの設定
OAuth 2.0 のイントロスペクションエンドポイントを使用したトークンの検証では、受信したアクセストークンは不透明として対処されます。Kafka ブローカーは、アクセストークンをイントロスペクションエンドポイントに送信します。このエンドポイントは、検証に必要なトークン情報を応答として返します。ここで重要なのは、特定のアクセストークンが有効である場合は最新情報を返すことで、トークンの有効期限に関する情報も返します。
OAuth 2.0 のイントロスペクションベースの検証を設定するには、高速のローカル JWT トークン検証に指定された jwksEndpointUri
属性ではなく、introspectionEndpointUri
属性を指定します。通常、イントロスペクションエンドポイントは保護されているため、承認サーバーに応じて clientId
および clientSecret
を指定する必要があります。
イントロスペクションエンドポイントの設定例
apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1 kind: Kafka spec: kafka: listeners: tls: authentication: type: oauth clientId: kafka-broker clientSecret: secretName: my-cluster-oauth key: clientSecret validIssuerUri: <https://<auth-server-address>/auth/realms/tls> introspectionEndpointUri: <https://<auth-server-address>/auth/realms/tls/protocol/openid-connect/token/introspect> userNameClaim: preferred_username tlsTrustedCertificates: - secretName: oauth-server-cert certificate: ca.crt