4.3. User Operator
User Operator はカスタムリソースを使用して Kafka ユーザーを管理します。
以下のように User Operator がデプロイされます。
4.3.1. User Operator
User Operator は、Kafka ユーザーが記述される KafkaUser
リソースを監視して Kafka クラスターの Kafka ユーザーを管理し、Kafka ユーザーが Kafka クラスターで適切に設定されるようにします。
たとえば、KafkaUser
が
- 作成されると、User Operator によって記述されるユーザーが作成されます。
- 削除されると、User Operator によって記述されるユーザーが削除されます。
- 変更されると、User Operator によって記述されるユーザーが更新されます。
User Operator は Topic Operator とは異なり、Kafka クラスターからの変更は OpenShift リソースと同期されません。アプリケーションで直接 Kafka トピックを Kafka で作成することは可能ですが、ユーザーが User Operator と同時に直接 Kafka クラスターで管理されることは想定されません。
User Operator では、アプリケーションのデプロイメントの一部として KafkaUser
リソースを宣言できます。ユーザーの認証および承認メカニズムを指定できます。たとえば、ユーザーがブローカーへのアクセスを独占しないようにするため、Kafka リソースの使用を制御する ユーザークォータ を設定することもできます。
ユーザーが作成されると、ユーザークレデンシャルが Secret
に作成されます。アプリケーションはユーザーとそのクレデンシャルを使用して、認証やメッセージの生成または消費を行う必要があります。
User Operator は 認証のクレデンシャルを管理する他に、KafkaUser
宣言にユーザーのアクセス権限の記述を含めることで承認も管理します。