3.5.4. MirrorMaker 2.0 を使用した Kafka クラスター間でのデータの同期
MirrorMaker 2.0 を使用して、設定を介して Kafka クラスター間のデータを同期します。
設定では以下を指定する必要があります。
- 各 Kafka クラスター
- TLS 認証を含む各クラスターの接続情報
レプリケーションのフローおよび方向
- クラスター対クラスター
- トピック対トピック
KafkaMirrorMaker2 リソースのプロパティーを使用して、Kafka MirrorMaker 2.0 のデプロイメントを設定します。
従来のバージョンの MirrorMaker は継続してサポートされます。従来のバージョンに設定したリソースを使用する場合は、MirrorMaker 2.0 でサポートされる形式に更新する必要があります。
MirrorMaker 2.0 によって、レプリケーション係数などのプロパティーのデフォルト設定値が提供されます。デフォルトに変更がない最小設定の例は以下のようになります。
TLS または SASL 認証を使用して、ソースおよびターゲットクラスターのアクセス制御を設定できます。この手順では、ソースおよびターゲットクラスターに対して TLS による暗号化および認証を使用する設定を説明します。
前提条件
- AMQ Streams および Kafka がデプロイされている必要があります。
- ソースおよびターゲットの Kafka クラスターが使用できる必要があります。
手順
KafkaMirrorMaker2リソースのspecプロパティーを編集します。設定可能なプロパティーは以下の例のとおりです。
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- Kafka Connect のバージョン。
- 2
- レプリカノードの数。
- 3
- Kafka Connect のクラスターエイリアス。
- 4
- 同期される Kafka クラスターの指定。
- 5
- ソースの Kafka クラスターのクラスターエイリアス。
- 6
- 7
- ソース Kafka クラスターに接続するためのブートストラップサーバー。
- 8
- ソース Kafka クラスターの TLS 証明書が X.509 形式で保存されるキー名のある TLS による暗号化。詳細は、
KafkaMirrorMaker2Tlsのスキーマ参照 を参照してください。 - 9
- ターゲット Kafka クラスターのクラスターエイリアス。
- 10
- ターゲット Kafka クラスターの認証は、ソース Kafka クラスターと同様に設定されます。
- 11
- ターゲット Kafka クラスターに接続するためのブートストラップサーバー。
- 12
- Kafka Connect の設定。標準の Apache Kafka 設定が提供されることがあり、AMQ Streams によって直接管理されないプロパティーに限定されます。
- 13
- 14
- ターゲット Kafka クラスターの TLS による暗号化は、ソース Kafka クラスターと同様に設定されます。
- 15
- MirrorMaker 2.0 コネクター。
- 16
- MirrorMaker 2.0 コネクターによって使用されるソースクラスターのエイリアス。
- 17
- MirrorMaker 2.0 コネクターによって使用されるターゲットクラスターのエイリアス。
- 18
- リモートトピックを作成する
MirrorSourceConnectorの設定。デフォルトの設定オプションはconfigによって上書きされます。 - 19
- ターゲットクラスターで作成されるミラーリングされたトピックのレプリケーション係数。
- 20
- ソースおよびターゲットクラスターのオフセットをマップする
MirrorSourceConnectoroffset-syncs内部トピックのレプリケーション係数。 - 21
- 有効にすると、同期されたトピックに ACL が適用されます。デフォルトは
trueです。 - 22
- 接続性チェックを実行する
MirrorHeartbeatConnectorの設定。デフォルトの設定オプションはconfigによって上書きされます。 - 23
- ターゲットクラスターで作成されたハートビートトピックのレプリケーション係数。
- 24
- オフセットを追跡する
MirrorCheckpointConnectorの設定。デフォルトの設定オプションはconfigによって上書きされます。 - 25
- ターゲットクラスターで作成されたチェックポイントトピックのレプリケーション係数。
- 26
- 正規表現パターンとして定義されたソースクラスターからのトピックレプリケーション。ここで、すべてのトピックを要求します。
- 27
- 正規表現パターンとして定義されたソースクラスターからのコンシューマーグループレプリケーション。ここで、3 つのコンシューマーグループを名前で要求します。コンマ区切りリストを使用できます。
- 28
- 現在
cpuおよびmemoryである、サポートされるリソースの予約を要求し、消費可能な最大リソースを指定を制限します。 - 29
- ConfigMap より直接的 (
inline) または間接的 (external) に追加されたロガーおよびログレベルを指定します。カスタム ConfigMap は、log4j.propertiesまたはlog4j2.propertiesキー下に配置する必要があります。Kafka Connect にはconnect.root.logger.levelという単一のロガーがあります。ログレベルは INFO、ERROR、WARN、TRACE、DEBUG、FATAL、または OFF に設定できます。 - 30
- コンテナーを再起動するタイミング (liveness) およびコンテナーがトラフィックを許可できるタイミング (readiness) を把握するためのヘルスチェック。
- 31
- Kafka MirrorMaker を実行している仮想マシン (VM) のパフォーマンスを最適化するための JVM 設定オプション。
- 32
- 高度な任意手順: 特別な場合のみ推奨される コンテナーイメージの設定。
- 33
- テンプレートのカスタマイズ。ここでは、Pod は非アフィニティーでスケジュールされるため、Pod は同じホスト名のノードではスケジュールされません。
- 34
- 環境変数は、Jaeger を使用した分散トレーシングにも設定 されます。
- 35
- 36
- 環境変数として Kafka MirrorMaker にマウントされた OpenShift Secret。
リソースを作成または更新します。
oc apply -f <your-file>
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