3.9.3. Pod のカスタマイズ


ラベルやアノテーションの他に、Pod の他のフィールドもカスタマイズできます。これらのフィールドの説明は以下の表を参照してください。これらのフィールドは Pod の作成方法に影響します。

フィールド説明

terminationGracePeriodSeconds

Pod が正常終了されるはずの期間 (秒単位) を定義します。正常終了の期間後、Pod とそのコンテナーは強制的に終了 (kill) されます。デフォルト値は 30 秒です。

注記: 非常に大型な Kafka クラスターの場合は、正常終了期間を延長し、Kafka ブローカーの終了前に作業を別のブローカーに転送する時間を十分確保する必要があることがあります。

imagePullSecrets

プライベートリポジトリーからコンテナーイメージをプルするために使用できる OpenShift シークレットへの参照のリストを定義します。クレデンシャルを使用してシークレットを作成する方法の詳細は Pull an Image from a Private Registry を参照してください。

注記: Cluster Operator の STRIMZI_IMAGE_PULL_SECRETS 環境変数と imagePullSecrets オプションを指定されると、imagePullSecrets 変数のみが使用されます。STRIMZI_IMAGE_PULL_SECRETS 変数は無視されます。

securityContext

特定の Pod の一部として実行されているコンテナーの Pod レベルのセキュリティー属性を設定します。SecurityContext の設定に関する詳細は、Configure a Security Context for a Pod or Container を参照してください。

priorityClassName

指定の Pod に使用される Priority Class (優先順位クラス) の名前を設定します。Priority Class (優先順位クラス) の詳細は、Pod Priority and Preemption を参照してください。

schedulerName

この Pod のディスパッチに使用されるスケジューラーの名前。指定のない場合は、デフォルトのスケジューラーが使用されます。

これらのフィールドは、各タイプのクラスター (Kafka および ZooKeeper、Kafka Connect および S2I サポートのある Kafka Connect、Kafka MirrorMaker) で有効です。

以下は、template プロパティーのカスタマイズされたフィールドの例になります。

# ...
template:
  pod:
    metadata:
      labels:
        label1: value1
    imagePullSecrets:
      - name: my-docker-credentials
    securityContext:
      runAsUser: 1000001
      fsGroup: 0
    terminationGracePeriodSeconds: 120
# ...

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