17.2. レルムをディレクトリーにエクスポートする
レルムをエクスポートするには、export
コマンドを使用します。このコマンドを呼び出すときに、Red Hat build of Keycloak サーバーインスタンスを開始しないでください。
bin/kc.[sh|bat] export --help
レルムをディレクトリーにエクスポートするには、--dir <dir>
オプションを使用できます。
bin/kc.[sh|bat] export --dir <dir>
レルムをディレクトリーにエクスポートすると、サーバーはエクスポートされるレルムごとに個別のファイルを作成します。
17.2.1. ユーザーのエクスポート方法を設定する
--users <strategy>
オプションを設定することで、ユーザーのエクスポート方法も設定できます。このオプションで使用できる値は次のとおりです。
different_files
-
--users-per-file
で設定したファイルあたりの最大ユーザー数に応じて、ユーザーを別々の json ファイルにエクスポートします。これはデフォルト値です。 skip
- ユーザーのエクスポートをスキップします。
realm_file
- ユーザーをレルム設定と同じファイルにエクスポートします。"foo" という名前のレルムの場合、レルムデータとユーザーを含む "foo-realm.json" になります。
same_file
- すべてのユーザーを 1 つの明示的なファイルにエクスポートします。したがって、1 つのレルムに対して 2 つの json ファイル (レルムデータを含むファイルとユーザーを含むファイルを 1 つずつ) を取得することになります。
different_files
ストラテジーを使用してユーザーをエクスポートしている場合は、--users-per-file
オプションを設定することで、ファイルごとに必要なユーザー数を設定できます。デフォルト値は 50
です。
bin/kc.[sh|bat] export --dir <dir> --users different_files --users-per-file 100