7.7. Amazon Aurora PostgreSQL の準備
Amazon Aurora PostgreSQL を使用する場合は、Amazon Web Services JDBC ドライバー で、マルチ AZ セットアップでライターインスタンスが変更されたときのデータベース接続の転送など、追加機能を利用できます。このドライバーはディストリビューションの一部ではないため、使用する前にインストールする必要があります。
このドライバーをインストールするには、次の手順に従います。
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展開したディストリビューションを実行する場合: Amazon Web Services JDBC ドライバーリリースページ から JAR ファイルをダウンロードし、Red Hat build of Keycloak の
providers
フォルダーに配置します。 コンテナーを実行する場合: カスタムの Red Hat build of Keycloak イメージをビルドし、
providers
フォルダーに JAR を追加します。Red Hat build of Keycloak Operator で使用できるイメージをビルドするための最小限の Dockerfile は、次のようになります。
FROM registry.redhat.io/rhbk/keycloak-rhel9:24 ADD --chmod=0666 https://github.com/awslabs/aws-advanced-jdbc-wrapper/releases/download/2.3.1/aws-advanced-jdbc-wrapper-2.3.1.jar /opt/keycloak/providers/aws-advanced-jdbc-wrapper.jar
最適化されたイメージを構築する方法の詳細は、Red Hat build of Keycloak をコンテナー内で実行する の章を参照してください。また、Red Hat build of Keycloak Operator を使用して最適化されたイメージと最適化されていないイメージを実行する方法の詳細は、カスタム Red Hat build of Keycloak イメージの使用 の章を参照してください。
次のパラメーターを使用して Red Hat build of Keycloak を実行するように設定します。
db-url
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通常の PostgreSQL JDBC URL に
aws-wrapper
を挿入すると、jdbc:aws-wrapper:postgresql://...
のような URL になります。 db-driver
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AWS JDBC ラッパーを使用するには、
software.amazon.jdbc.Driver
に設定します。 transaction-xa-enabled
-
Amazon Web Services JDBC ドライバーは XA トランザクションをサポートしていないため、
false
に設定します。