1.6. 基礎となる概念
このセクションでは、Red Hat build of Keycloak が使用する基礎となる概念、特に起動の最適化にかかわる概念を説明します。
Red Hat build of Keycloak は、Quarkus フレームワークと再拡張/mutable-jar アプローチを内部で使用します。このプロセスは、build
コマンドが実行されると開始されます。
以下は、build
コマンドにより実行される最適化の一部です。
- インストールされているプロバイダーに関する閉世界仮説が作成されます。つまり、Red Hat build of Keycloak の起動ごとに、レジストリーを再作成してファクトリーを初期化する必要がなくなります。
- 設定ファイルは、サーバー起動時の I/O を削減するために事前に解析されます。
- データベース固有のリソースは、特定のデータベースベンダーに対して実行するように設定および準備されています。
- ビルドオプションをサーバーイメージに対して永続化すると、サーバーは設定オプションを解釈して自身を (再) 設定するための追加の手順を実行しません。
詳細は、該当する Quarkus ガイド を参照してください。