18.4. Java KeyStore ベースの vault を設定する
Java KeyStore ベースの vault を使用するには、最初に KeyStore ファイルを作成する必要があります。これを行うには、次のコマンドを使用できます。
keytool -importpass -alias <realm-name>_<alias> -keystore keystore.p12 -storepass keystorepassword
次に、vault に保存する値を入力します。-alias
パラメーターの形式は、使用するキーリゾルバーによって異なることに注意してください。デフォルトのキーリゾルバーは REALM_UNDERSCORE_KEY
です。
これにより、デフォルトでは、SecretKeyEntry 内の汎用 PBEKey (パスワードベースの暗号化) の形式で値が保存されます。
その後、次のランタイムオプションを使用して Red Hat build of Keycloak を起動できます。
bin/kc.[sh|bat] start --vault-file=/path/to/keystore.p12 --vault-pass=<value> --vault-type=<value>
--vault-type
パラメーターはオプションであり、デフォルトは PKCS12
であることに注意してください。
vault に保存されているシークレットは、プレースホルダー ${vault.realm-name_alias}
を介してレルム内でアクセスできます (REALM_UNDERSCORE_KEY
キーリゾルバーを使用していると仮定)。