25.2. パーミッション
CacheManager または Cache へのアクセスは必要なパーミッションセットを使用して制御されます。パーミッションは、操作されているデータのタイプではなく、CacheManager または Cache で実行されるアクションのタイプを制御します。これらのパーミッションの一部は、名前付きキャッシュなどの名前エンティティーにとくに適用されます。エンティティーによって使用できるタイプのパーミッションが異なります。
パーミッション | 関数 | 説明 |
---|---|---|
CONFIGURATION | defineConfiguration | 新規キャッシュ設定を定義できるかどうか。 |
LISTEN | addListener | リスナーをキャッシュマネージャーに対して登録できるかどうか。 |
LIFECYCLE | stop, start | キャッシュマネージャーを停止または開始できるかどうか。 |
ALL | 上記すべてを含む便利なパーミッション。 |
パーミッション | 関数 | 説明 |
---|---|---|
READ | get, contains | エントリーをキャッシュから取得できるかどうか。 |
WRITE | put, putIfAbsent, replace, remove, evict | データをキャッシュから書き込み、置き換え、エビクトできるかどうか。 |
EXEC | distexec, mapreduce | コード実行をキャッシュに対して実行できるかどうか。 |
LISTEN | addListener | リスナーをキャッシュに対して登録できるかどうか。 |
BULK_READ | keySet, values, entrySet,query | 一括取得操作を実行できるかどうか。 |
BULK_WRITE | g | 一括書き込み操作を実行できるかどうか。 |
LIFECYCLE | start, stop | キャッシュを開始または停止できるかどうか。 |
ADMIN | getVersion, addInterceptor*, removeInterceptor, getInterceptorChain, getEvictionManager, getComponentRegistry, getDistributionManager, getAuthorizationManager, evict, getRpcManager, getCacheConfiguration, getCacheManager, getInvocationContextContainer, setAvailability, getDataContainer, getStats, getXAResource | 基礎となるコンポーネントまたは内部構造へのアクセスが可能かどうか。 |
ALL | 上記すべてを含む便利なパーミッション。 | |
ALL_READ | READ と BULK_READ の組み合わせ。 | |
ALL_WRITE | WRITE と BULK_WRITE の組み合わせ。 |
注記
使いやすさを強化するために一部のパーミッションを他のパーミッションに組み合わせることが必要になる場合があります。たとえば、EXEC を READ または WRITE と組み合わせることがあります。