25.3. ロールマッピング
「Subject」内のプリンシパルを承認で使用される一連のロールに変換するには、
PrincipalRoleMapper
をグローバル設定に指定する必要があります。Red Hat JBoss Data Grid では 3 つのマッパーが同梱されており、さらにカスタムマッパーを使用することもできます。
マッパー名 | Java | XML | 説明 |
---|---|---|---|
IdentityRoleMapper | org.infinispan.security.impl.IdentityRoleMapper | <identity-role-mapper /> | ロール名としてプリンシパル名を使用します。 |
CommonNameRoleMapper | org.infinispan.security.impl.CommonRoleMapper | <common-name-role-mapper /> | プリンシパル名が識別名 (DN) の場合、このマッパーは共通名 (CN) を抽出し、これをロール名として使用します。たとえば、DN cn=managers,ou=people,dc=example,dc=com はロールの managers にマップされます。 |
ClusterRoleMapper | org.infinispan.security.impl.ClusterRoleMapper | <cluster-role-mapper /> | ClusterRegistry を使用してプリンシパルをロールマッピングに保存します。これにより、CLI の GRANT および DENY コマンドを使用してロールのプリンシパルへの追加または削除を実行できます。 |
Custom Role Mapper | <custom-role-mapper class="a.b.c" /> | org.infinispan.security.impl.PrincipalRoleMapper の実装の完全修飾クラス名を指定します。 |