7.4. 同期および非同期のレプリケーション


対処する問題に応じて、レプリケーションモードは同期または非同期のいずれかになります。
  • 同期レプリケーションは、クラスターの全ノードで変更がレプリケートされるまでスレッドや呼び出し側 (put() 操作の場合など) をブロックします。確認応答を待つために、同期レプリケーションでは操作が終了する前にすべてのレプリケーションが正常に適用されます。
  • 非同期レプリケーションはノードからの応答を待つ必要がないため、同期レプリケーションよりもかなり高速になります。非同期レプリケーションはバックグラウンドでレプリケーションを実行し、呼び出しは即座に返されます。非同期レプリケーション中に発生したエラーはログに書き込まれます。そのため、クラスターのすべてのキャッシュインスタンスでトランザクションが正常にレプリケートされなくても、トランザクションは正常に終了することが可能です。

7.4.1. 非同期レプリケーションの動作に対するトラブルシューティング

インスタンスによっては、非同期のレプリケーションや分散に対して設定されたキャッシュが、同期の場合と同様に応答を待ってしまうことがあります。これは、状態転送と非同期モードの両方が設定されていると、キャッシュは同期的に動作するためです。状態転送を予想通りに機能させるには、同期的な動作が必要となります。
この問題に対処するには、以下の方法の 1 つに従います。
  • 状態転送を無効にし、 ClusteredCacheLoader を使用して必要な時にリモート状態をレイジーにルックアップします。
  • 状態転送と REPL_SYNC を有効にします。非同期 API (cache.putAsync(k, v) など) を使用して「fire-and-forget」機能をアクティベートします。
  • 状態転送と REPL_ASYNC を有効にします。PRC はすべて同期的になりますが、レプリケーションキューを有効にすると (非同期モードで推奨) クライアントスレッドは中断されません。
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