24.5. キャッシュ管理


24.5.1. 新規キャッシュの追加

新規キャッシュを追加するには、以下の手順を実行します。

手順24.2 新規キャッシュの追加

  1. 「Cache Containers」ビューで、キャッシュコンテナーの名前をクリックします。
    Description

    図24.5 「Cache Containers」ビュー

  2. すべての設定済みのキャッシュを一覧表示するキャッシュビューが表示されます。「Add Cache」をクリックして新規キャッシュを追加し、設定します。新規キャッシュの作成ウィンドウが開かれます。
    Description

    図24.6 キャッシュの追加

  3. 新規キャッシュ名を入力し、ドロップダウンメニューからベース設定テンプレートを選択し、「Next」をクリックします。
    Description

    図24.7 キャッシュプロパティー

  4. キャッシュ設定画面が表示されます。キャッシュパラメーターを入力し、「Create」をクリックします。
    Description

    図24.8 キャッシュの設定

  5. 確認画面が表示されます。「Create」をクリックしてキャッシュを作成します。
    Description

    図24.9 キャッシュの確認

結果

新規キャッシュが正常に追加されます。

24.5.2. キャッシュ設定の編集

JBoss Data Grid 管理コンソールを使用すると、管理者は既存キャッシュの設定を編集することができます。
以下の手順は、キャッシュ設定を編集する手順を簡単に説明しています。

手順24.3 キャッシュ設定の編集

  1. JBoss Data Grid 管理コンソールにログインし、キャッシュコンテナーの名前をクリックします。
    Description

    図24.10 キャッシュコンテナー

  2. キャッシュビューで、キャッシュ名をクリックします。
    Description

    図24.11 キャッシュビュー

  3. キャッシュの統計およびプロパティーのページが表示されます。右側にある「Configuration」タブをクリックします。
    Description

    図24.12 キャッシュ設定ボタン

  4. キャッシュの設定を編集するためのインターフェースが開かれます。編集可能なキャッシュプロパティーは、右側のキャッシュプロパティーのメニューで確認できます。
    Description

    図24.13 キャッシュ設定の編集インターフェース

  5. キャッシュプロパティーメニューから編集する設定プロパティーを選択します。キャッシュ設定パラメーターの説明を確認するには、情報アイコン上にカーソルを移動します。パラメーターの説明はツールチップの形式で表示されます。
    Description

    図24.14 キャッシュ設定パラメーター

  6. General」プロパティーがデフォルトで選択されているとします。指定されたパラメーターの入力フィールドに必要な値を入力します。スクロールダウンして「Apply changes」をクリックします。
  7. 確認のためのダイアログボックスが表示されます。「Update」をクリックします。
    Description

    図24.15

  8. 再起動するためのダイアログボックスが表示されます。「Restart Now」をクリックして変更を適用します。
    Description

    図24.16 再起動ダイアログボックス

    注記

    キャッシュプロパティーの編集を継続するには、「Restart Later」をクリックします。

24.5.3. キャッシュ統計およびプロパティービュー

JBoss Data Grid 管理コンソールにより、管理者は読み取りの平均時間、書き込みの平均時間、エントリーの合計数、読み取りの合計数、失敗した読み取りの合計数、書き込みの合計数を含む、すべてのキャッシュ統計を表示できます
キャッシュ統計を表示するには、以下の手順を実行します。

手順24.4 キャッシュ統計の表示

  1. 「Cache Container」ビューでキャッシュコンテナーの名前をクリックし、キャッシュの一覧に移動します。
  2. キャッシュの一覧からキャッシュの名前をクリックします。オプションで、キャッシュをフィルターするために左側のキャッシュフィルターを使用できます。キャッシュは、キーワード、サブ文字列で、またはタイプおよび特性を選択してフィルターできます。
    Description

    図24.17 キャッシュビュー

  3. 以下のページでは、「Cache content」、「Operations performance」および「Caching Activity」の見出しの下に総合的なキャッシュ統計が表示されます。
    Description

    図24.18 キャッシュ統計

  4. 追加のキャッシュ統計は、「Entries Lifecycle」、「Cache Loader」および「Locking」の見出しの下に表示されます。
    Description

    図24.19 キャッシュ統計

  5. キャッシュプロパティーを表示するには、右側にある「Configuration」をクリックします。
    Description

    図24.20 設定ボタン

  6. キャッシュプロパティーのメニューが右側に表示されます。
    Description

    図24.21 キャッシュプロパティーメニュー

キャッシュのあるノードを表示するには、キャッシュ統計ページの「General Status」タブの横にある「Nodes」タブをクリックします。
Description

図24.22 「General Status」タブ

ノードの名前は、読み取り/書き込み統計と共に表示されます。
Description

図24.23 キャッシュノードラベル

24.5.4. キャッシュの有効化および無効化

以下の手順は、キャッシュを無効にする手順を簡単に説明しています。

手順24.5 キャッシュの無効化

  1. 「Cache Container 」ビューでキャッシュコンテナーの名前をクリックし、キャッシュビューに移動します。無効にするキャッシュの名前をクリックします。
    Description

    図24.24 キャッシュビュー

  2. キャッシュ統計が表示されます。インターフェースの右側にある「 Actions」タグをクリックしてから「Disable」をクリックします。
    Description

    図24.25 キャッシュビューの無効化

  3. 確認ダイアログボックスが表示されます。「Disable」をクリックしてキャッシュを無効にします。
    Description

    図24.26 キャッシュの無効化を確認

  4. 後続のダイアログボックスが表示されます。「Ok」をクリックします。
    Description

    図24.27 確認ボックス

  5. 選択されたキャッシュは正常に無効にされ、キャッシュ名ラベルの横にあるインジケーター「Disabled」と共に表示されます。
    Description

    図24.28 無効にされたキャッシュ

結果

キャッシュが正常に無効にされます。

以下の手順では、キャッシュを有効にする手順を説明しています。

手順24.6 キャッシュの有効化

  1. キャッシュを有効にするには、キャッシュビューから特定の無効にされたキャッシュをクリックします。
    Description

    図24.29 キャッシュビュー

  2. インターフェースの右側にある「Actions」タブをクリックします。
    Description

    図24.30

  3. 「Actions」タブから「Enable」をクリックします。
    Description

    図24.31 アクションメニュー

  4. 確認ダイアログボックスが表示されます。「Enable」をクリックします。
    Description

    図24.32 確認ボックス

  5. 後続のダイアログボックスが表示されます。「Ok」をクリックします。
    Description

    図24.33 情報ボックス

  6. 選択されたキャッシュは正常に無効にされ、キャッシュ名ラベルの横にあるインジケーター「Enabled」と共に表示されます。
    Description

    図24.34 有効にされたキャッシュ

24.5.5. キャッシュのフラッシュとクリア

JBoss Data Grid 管理コンソールにより、管理者はキャッシュクリア操作でキャッシュおよびキャッシュストアからすべてのエントリーを削除できます。さらに、コンソールからのフラッシュ操作により、キャッシュメモリーからキャッシュストアにエントリーを保存することができます。

キャッシュのフラッシュ

キャッシュをフラッシュするには、以下の手順を実行します。

手順24.7 キャッシュのフラッシュ

  1. 「Cache Containers」ビューで、キャッシュコンテナーの名前をクリックします。
  2. キャッシュビューが表示されます。クリアするキャッシュをクリックします。
    Description

    図24.35 キャッシュビュー

  3. キャッシュの統計ページが表示されます。右側にある「Actions」をクリックします。
    Description

    図24.36 アクションボタン

  4. Actions」メニューから「Flush」をクリックします。
    Description

    図24.37 アクションメニュー

  5. 確認ダイアログボックスが表示されます。「Flush」をクリックします。
    Description

    図24.38 キャッシュのフラッシュ確認ボックス

  6. キャッシュが正常にフラッシュされます。「Ok」をクリックします。
    Description

    図24.39 キャッシュのフラッシュの情報ボックス

キャッシュのクリア

キャッシュをクリアするには、以下の手順を実行します。

手順24.8 キャッシュのクリア

  1. 「Cache Containers」ビューで、キャッシュコンテナーの名前をクリックします。
  2. キャッシュビューが表示されます。クリアするキャッシュをクリックします。
    Description

    図24.40 キャッシュビュー

  3. キャッシュの統計ページで、右側にある「Actions」をクリックします。
    Description

    図24.41

  4. Actions」メニューから、「Clear」をクリックします。
    Description

    図24.42 クリアボタン

  5. 確認ダイアログボックスが表示されます。「Clear」をクリックします。
    Description

    図24.43 確認ボックス

  6. キャッシュが正常にフラッシュされます。「Ok」をクリックします。
    Description

    図24.44 情報ボックス

24.5.6. サーバータスクの実行

JBoss Data Grid 管理コンソールを使用する管理者は、JBoss Data Grid クラスターでサーバーのスクリプトジョブを開始できます。

24.5.7. サーバータスク

24.5.7.1. 新規サーバータスク

以下の手順では、新規サーバータスクを起動する方法を説明しています。

手順24.9 新規サーバータスクの起動

  1. JBoss Data Grid 管理コンソールの「Cache Containers」ビューで、キャッシュコンテナーの名前をクリックします。
  2. キャッシュビューページで、「Task Execution」タブをクリックします。
    Description

    図24.45 タスクの実行

  3. 「Tasks execution」タブで、「Launch new task」をクリックします。
    Description

    図24.46 新規タスクの起動

  4. 新規タスクプロパティーを入力し、「Launch task」をクリックします。
    Description

    図24.47 タスクプロパティー

結果

新規サーバータスクが正常に作成されます。

24.5.7.2. サーバータスクビュー

サーバータスクの起動後は、サーバータスクは他の実行中のタスクと共に「Tasks execution」タブで表示できます。完了したサーバースクリプトジョブのセットを開始時間と終了時間と共に表示できます。さらに、成功した実行回数と失敗回数も表示できます。
Description

図24.48 サーバータスクビュー

Description

図24.49 タスクの開始/終了時間

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