23.6. XFS クォータ制限の変更
-x オプションを指定して xfs_quota ツールを起動し、エキスパートモードを有効にして、クォータシステムを変更できる管理者コマンドを実行します。このモードのサブコマンドは、制限を実際に設定することができるため、昇格した特権を持つユーザーのみが利用できます。
前提条件
- XFS ファイルシステムに対してクォータが有効になっている。XFS のディスククォータの有効化 を参照してください。
手順
エキスパートモードを有効にするには、
-xオプションを指定してxfs_quotaシェルを起動します。# xfs_quota -x /path特定のファイルシステムのクォータ情報を表示します。
xfs_quota> report /pathたとえば、(
/dev/blockdeviceの)/homeのクォータレポートのサンプルを表示するには、report -h /homeコマンドを使用します。これにより、以下のような出力が表示されます。User quota on /home (/dev/blockdevice) Blocks User ID Used Soft Hard Warn/Grace ---------- --------------------------------- root 0 0 0 00 [------] testuser 103.4G 0 0 00 [------]クォータの制限を変更します。
xfs_quota> limit isoft=500m ihard=700m userたとえば、ホームディレクトリーが
/home/johnのユーザーjohnに対して、inode 数のソフト制限およびハード制限をそれぞれ 500 と 700 に設定するには、次のコマンドを使用します。# xfs_quota -x -c 'limit isoft=500 ihard=700 john' /home/この場合は、マウントされた xfs ファイルシステムである
mount_pointを渡します。xfs_quota -xで利用可能なエキスパートコマンドを表示します。xfs_quota> help
検証
クォータ制限が変更されたことを確認します。
xfs_quota> report -i -u User quota on /home (/dev/loop0) Inodes User ID Used Soft Hard Warn/ Grace ---------- -------------------------------------------------- root 3 0 0 00 [------] testuser 2 500 700 00 [------]詳細は、システム上の xfs_quota(8) man ページを参照してください。