2.5. storage RHEL システムロールを使用してファイルシステムを作成およびマウントする
このサンプルの Ansible Playbook では、storage ロールを使用してファイルシステムを作成およびマウントします。/etc/fstab ファイルに適切なエントリーを追加することで、ファイルシステムを即座に使用可能にして永続的にマウントします。これにより、ファイルシステムを再起動後もマウントしたままにできます。/dev/sdb デバイス上のファイルシステム、またはマウントポイントのディレクトリーが存在しない場合は、Playbook により作成されます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。
disks: <list_of_devices>- ロールがボリュームを作成するときに使用するデバイス名の YAML リスト。
fs_type: <file_system>-
ロールがボリュームに設定するファイルシステムを指定します。
xfs、ext3、ext4、swap、またはunformattedを選択できます。 label-name: <file_system_label>- オプション: ファイルシステムのラベルを設定します。
mount_point: <directory>-
オプション: ボリュームを自動的にマウントする場合は、
mount_point変数をボリュームのマウント先のディレクトリーに設定します。
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.mdファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow