18.4. スレーブマウントポイントの複製の作成
マウントポイントを slave マウントタイプとして複製します。複製後に、元のマウントポイントにマウントしたファイルシステムは複製に反映されますが、その逆は反映されません。
手順
元のマウントポイントから仮想ファイルシステム (VFS) ノードを作成します。
# mount --bind original-dir original-dir元のマウントポイントを共有としてマークします。
# mount --make-shared original-dirあるいは、選択したマウントポイントとその下のすべてのマウントポイントのマウントタイプを変更する場合は、
--make-sharedではなく、--make-rsharedオプションを使用します。複製を作成し、これを
slaveタイプとしてマークします。# mount --bind original-dir duplicate-dir # mount --make-slave duplicate-dir
例18.3 スレーブマウントポイントとして /mnt に /media を複製
この例は、/media ディレクトリーのコンテンツが /mnt にも表示されるけれども、/mnt ディレクトリーのマウントが /media に反映されないようにする方法を示しています。
/mediaディレクトリーから VFS ノードを作成します。# mount --bind /media /media/mediaディレクトリーを共有としてマークします。# mount --make-shared /mediaその複製を
/mntに作成し、slaveとしてマークします。# mount --bind /media /mnt # mount --make-slave /mnt/media内のマウントが/mntにも表示されていることを確認します。たとえば、CD-ROM ドライブに空でないメディアがあり、/media/cdrom/ディレクトリーが存在する場合は、以下のコマンドを実行します。# mount /dev/cdrom /media/cdrom # ls /media/cdrom EFI GPL isolinux LiveOS # ls /mnt/cdrom EFI GPL isolinux LiveOSまた、
/mntディレクトリーにマウントされているファイルシステムが/mediaに反映されていないことを確認します。たとえば、/dev/sdc1デバイスを使用する、空でない USB フラッシュドライブをプラグインしており、/mnt/flashdisk/ディレクトリーが存在する場合は、次のコマンドを実行します。# mount /dev/sdc1 /mnt/flashdisk # ls /media/flashdisk # ls /mnt/flashdisk en-US publican.cfg