5.4.13. 論理ボリュームの表示
LVM 論理ボリュームのプロパティを表示するのに使用できるコマンドは 3 つあります。
lvs、lvdisplay、および lvscan です。
lvs コマンドは、論理ボリューム情報を設定可能な形式で提供して、1 つの論理ボリュームにつき 1 行ずつ表示します。lvs コマンドは豊富な書式制御を提供するため、スクリプティングに役立ちます。出力をカスタマイズするための lvs コマンドの使用に関する情報は 「LVM 用のカスタム報告」 をご覧ください。
lvdisplay コマンドは、固定した形式で、論理ボリュームのプロパティ (サイズ、レイアウト、マッピングなど) を表示します。
以下のコマンドは、
vg00 内にある lvol2 の属性を示しています。スナップショット論理ボリュームがこのオリジナル論理ボリューム用に作成されている場合、このコマンドはすべてのスナップショット論理ボリュームとそのステータス (アクティブまたは非アクティブ) の一覧も表示します。
lvdisplay -v /dev/vg00/lvol2
# lvdisplay -v /dev/vg00/lvol2
lvscan コマンドは、システム内のすべての論理ボリュームをスキャンし、以下の例のように一覧表示します。
lvscan
# lvscan
ACTIVE '/dev/vg0/gfslv' [1.46 GB] inherit