5.3.15. ボリュームグループの別のシステムへの移動
LVM ボリュームグループ全体を別のシステムに移動することができます。これを実行するには、
vgexport と vgimport のコマンドの使用が推奨されます。
注記
As of Red Hat Enterprise Linux 6.5, you can use the
--force argument of the vgimport command. This allows you to import volume groups that are missing physical volumes and subsequently run the vgreduce --removemissing command.
vgexport コマンドは、システムが非アクティブのボリュームグループにアクセスできないようにするため、物理ボリュームのデタッチが可能になります。vgimport コマンドは、vgexport コマンドで停止していたボリュームグループにマシンが再度アクセスできるようにします。
ボリュームグループを 2 つのシステム間で移動するには、以下の手順に従います。
- ボリュームグループ内のアクティブなボリュームのファイルにアクセスしているユーザーがいないことを確認してから、論理ボリュームをアンマウントします。
vgchangeコマンドで-a n引数を使用して、そのボリュームグループを非アクティブとしてマークします。これによりボリュームグループがこれ以上活動しないようにします。vgexportコマンドを使用してボリュームグループをエクスポートします。これは、削除中のシステムからのボリュームグループへのアクセスを防止します。ボリュームグループをエクスポートした後に、pvscanコマンドを実行すると、以下の例のように物理ボリュームがエクスポート先のボリュームグループ内に表示されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow システムが次回シャットダウンされる時に、ボリュームグループを構成していたディスクを切断して、それらを新しいシステムに接続することができます。- ディスクが新しいシステムに接続されると、
vgimportコマンドを使用してボリュームグループをインポートし、新しいシステムにアクセスできるようにします。 vgchangeコマンドで-a y引数を使用してボリュームグループをアクティブ化します。- ファイルシステムをマウントして使用可能にします。