21.2. NetworkManager 接続の DHCP タイムアウト動作の設定


DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) クライアントは、クライアントがネットワークに接続するたびに、動的 IP アドレスと対応する設定情報を DHCP サーバーに要求します。

接続プロファイルで DHCP を有効にすると、NetworkManager はデフォルトでこの要求が完了するまで 45 秒間待機します。

前提条件

  • DHCP を使用する接続がホストに設定されている。

手順

  1. オプション: ipv4.dhcp-timeout プロパティーおよび ipv6.dhcp-timeout プロパティーを設定します。たとえば、両方のオプションを 30 秒に設定するには、次のコマンドを実行します。

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    # nmcli connection modify <connection_name> ipv4.dhcp-timeout 30 ipv6.dhcp-timeout 30

    パラメーターを infinity に設定すると、成功するまで NetworkManager が IP アドレスのリクエストおよび更新を停止しないようにします。

  2. 必要に応じて、タイムアウト前に NetworkManager が IPv4 アドレスを受信しない場合にこの動作を設定します。

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    # nmcli connection modify <connection_name> ipv4.may-fail <value>

    ipv4.may-fail オプションを以下のように設定します。

    • yes、接続のステータスは IPv6 設定により異なります。

      • IPv6 設定が有効になり、成功すると、NetworkManager は IPv6 接続をアクティブにし、IPv4 接続のアクティブ化を試みなくなります。
      • IPv6 設定が無効であるか設定されていないと、接続は失敗します。
    • いいえ、接続は非アクティブになります。この場合は、以下のようになります。

      • 接続の autoconnect プロパティーが有効になっている場合、NetworkManager は、autoconnect-retries プロパティーに設定された回数だけ、接続のアクティベーションを再試行します。デフォルト値は 4 です。
      • それでも接続が DHCP アドレスを取得できないと、自動アクティベーションは失敗します。5 分後に自動接続プロセスが再開され、DHCP サーバーから IP アドレスを取得するようになりました。
  3. 必要に応じて、タイムアウト前に NetworkManager が IPv6 アドレスを受信しない場合にこの動作を設定します。

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    # nmcli connection modify <connection_name> ipv6.may-fail <value>

関連情報

  • システム上の nm-settings(5) man ページ
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