43.7. TCP 再送信の追跡
tcpretrans
ユーティリティーは、ローカルおよびリモート IP アドレスおよびポート番号、再送信時の TCP 状態などの TCP 再送信の詳細を表示します。
このユーティリティーは eBPF 機能を使用するため、オーバーヘッドが非常に低くなります。
手順
以下のコマンドを使用して、TCP 再送信の詳細を表示します。
# /usr/share/bcc/tools/tcpretrans TIME PID IP LADDR:LPORT T> RADDR:RPORT STATE 00:23:02 0 4 192.0.2.1:22 R> 198.51.100.0:26788 ESTABLISHED 00:23:02 0 4 192.0.2.1:22 R> 198.51.100.0:26788 ESTABLISHED 00:45:43 0 4 192.0.2.1:22 R> 198.51.100.0:17634 ESTABLISHED ...
カーネルが TCP 再送信関数を呼び出すたびに、
tcpretrans
は、接続の詳細を表示します。- Ctrl+C を押して、追跡プロセスを停止します。
関連情報
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tcpretrans(8)
の man ページ -
/usr/share/bcc/tools/doc/tcpretrans_example.txt
ファイル