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31.2. NetworkManager ログレベルの設定

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デフォルトでは、すべてのログドメインは INFO ログレベルを記録します。デバッグログを収集する前にレート制限を無効にします。帯域制限により、systemd-journald は、短時間にメッセージが多すぎる場合にメッセージを破棄します。これは、ログレベルが TRACE の場合に発生する可能性があります。

この手順では、レート制限を無効にし、すべての (ALL) ドメインのデバッグログの記録を有効にします。

手順

  1. レート制限を無効にするには、/etc/systemd/journald.conf ファイルを編集し、[Journal] セクションの RateLimitBurst パラメーターのコメントを解除し、その値を 0 に設定します。

    RateLimitBurst=0
  2. systemd-journald サービスを再起動します。

    # systemctl restart systemd-journald
  3. 以下の内容で /etc/NetworkManager/conf.d/95-nm-debug.conf ファイルを作成します。

    [logging]
    domains=ALL:TRACE

    domains パラメーターには、複数のコンマ区切りの domain:level ペアを含めることができます。

  4. NetworkManager サービスを再読み込みします。

    # systemctl restart NetworkManager

検証

  • systemd ジャーナルにクエリーを実行して、NetworkManager ユニットのジャーナルエントリーを表示します。

    # journalctl -u NetworkManager
    ...
    Jun 30 15:24:32 server NetworkManager[164187]: <debug> [1656595472.4939] active-connection[0x5565143c80a0]: update activation type from assume to managed
    Jun 30 15:24:32 server NetworkManager[164187]: <trace> [1656595472.4939] device[55b33c3bdb72840c] (enp1s0): sys-iface-state: assume -> managed
    Jun 30 15:24:32 server NetworkManager[164187]: <trace> [1656595472.4939] l3cfg[4281fdf43e356454,ifindex=3]: commit type register (type "update", source "device", existing a369f23014b9ede3) -> a369f23014b9ede3
    Jun 30 15:24:32 server NetworkManager[164187]: <info>  [1656595472.4940] manager: NetworkManager state is now CONNECTED_SITE
    ...
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