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8.4. WireGuard 接続で使用される秘密鍵および公開鍵の作成

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WireGuard は、base64 でエンコードされた秘密鍵と公開鍵を使用して、ホストを相互に認証します。そのため、WireGuard VPN に参加する各ホストで鍵を作成する必要があります。

重要

セキュアな接続には、ホストごとに異なる鍵を作成し、公開鍵のみをリモートの WireGuard ホストと共有するようにしてください。このドキュメントで使用しているサンプルキーは使用しないでください。

RHEL Web コンソールを使用して WireGuard VPN 接続を作成する場合は、代わりに Web コンソールで公開鍵と秘密鍵のペアを生成することもできます。

手順

  1. wireguard-tools パッケージをインストールします。

    # dnf install wireguard-tools
  2. ホストの秘密鍵と、対応する公開鍵を作成します。

    # wg genkey | tee /etc/wireguard/$HOSTNAME.private.key | wg pubkey > /etc/wireguard/$HOSTNAME.public.key

    キーファイルの内容は必要ですが、ファイル自体は必要ありません。ただし、Red Hat では、将来的に鍵を覚えておく必要がある場合に備え、ファイルを保持することを推奨しています。

  3. キーファイルにセキュアなパーミッションを設定します。

    # chmod 600 /etc/wireguard/$HOSTNAME.private.key /etc/wireguard/$HOSTNAME.public.key
  4. 秘密鍵を表示します。

    # cat /etc/wireguard/$HOSTNAME.private.key
    YFAnE0psgIdiAF7XR4abxiwVRnlMfeltxu10s/c4JXg=

    ローカルホストで WireGuard 接続を設定するには、秘密鍵が必要です。秘密鍵を共有しないでください。

  5. 公開鍵を表示します。

    # cat /etc/wireguard/$HOSTNAME.public.key
    UtjqCJ57DeAscYKRfp7cFGiQqdONRn69u249Fa4O6BE=

    リモートホストで WireGuard 接続を設定するには、公開鍵が必要です。

関連情報

  • man ページの wg(8)
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