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第36章 mptcpd サービスの管理

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このセクションでは、mptcpd サービスの基本的な管理について説明します。mptcpd パッケージは、TCP 環境で mptcp プロトコルをオンにする mptcpize ツールを提供します。

36.1. mptcpd の設定

mptcpd サービスは、mptcp エンドポイントを設定するためのインストルメントを提供する mptcp プロトコルのコンポーネントです。mptcpd サービスは、デフォルトでアドレスごとにサブフローエンドポイントを作成します。エンドポイントリストは、実行中のホストでの IP アドレスの変更に応じて動的に更新されます。mptcpd サービスは、エンドポイントのリストを自動的に作成します。ip ユーティリティーを使用する代わりに複数のパスを有効にします。

前提条件

  • インストールされた mptcpd パッケージ

手順

  1. 次のコマンドを使用して、カーネルで mptcp.enabled オプションを有効にします。

    # echo "net.mptcp.enabled=1" > /etc/sysctl.d/90-enable-MPTCP.conf
    # sysctl -p /etc/sysctl.d/90-enable-MPTCP.conf
  2. mptcpd サービスを開始します。

    # systemctl start mptcp.service
  3. エンドポイントの作成を確認します。

    # ip mptcp endpoint
  4. mptcpd サービスを停止するには、次のコマンドを使用します。

    # systemctl stop mptcp.service
  5. mptcpd サービスを手動で設定するには、/etc/mptcpd/mptcpd.conf 設定ファイルを変更します。

mptcpd サービスが作成するエンドポイントは、ホストがシャットダウンするまで続くことに注意してください。

関連情報

  • mptcpd(8) の man ページ。
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