1.3. ネットワークインターフェイスの命名スキーム
udev デバイスマネージャーは、デバイスドライバーが提供する一定のインターフェイス属性を使用して、一貫したデバイス名を生成します。
新しいバージョンの udev によってサービスが特定のインターフェイス名を作成する方法が変更された場合、Red Hat は、新しいスキームバージョンを追加し、システム上の systemd.net-naming-scheme(7) man ページに詳細を記載します。デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 は、ユーザーが RHEL のそれ以降のマイナーバージョンをインストールまたは更新した場合でも、rhel-9.0 命名スキームを使用します。
新しいドライバーによってネットワークインターフェイスの属性がさらに増加するのを防ぐために、rhel-net-naming-sysattrs パッケージで /usr/lib/udev/hwdb.d/50-net-naming-sysattr-allowlist.hwdb データベースが提供されています。このデータベースは、udev サービスがネットワークインターフェイス名を作成するのに使用できる sysfs 値を定義します。このデータベース内のエントリーは、バージョン管理され、スキームバージョンの影響を受けます。
RHEL 9.4 以降では、すべての rhel-8.* 命名スキームも使用できます。
デフォルト以外のスキームを使用する場合は、ネットワークインターフェイスの命名スキームを切り替える ことができます。
さまざまなデバイスタイプおよびプラットフォームの命名スキームの詳細は、システム上の systemd.net-naming-scheme(7) man ページを参照してください。