41.3. nmstate systemd サービス


nmstate パッケージをインストールすると、nmstate systemd サービスを設定することで、Red Hat Enterprise Linux システムの起動時に新しいネットワーク設定を自動的に適用できます。このサービスは oneshot systemd サービスです。そのため、systemd は、システムの起動時とサービスを手動で再起動した場合にのみこれを実行します。

注記

デフォルトでは、nmstate サービスは無効になっています。これを有効にするには systemctl enable nmstate コマンドを使用します。その後、systemd は、システムが起動するたびにこのサービスを実行します。

このサービスを使用するには、Nmstate 命令を含む *.yml ファイルを /etc/nmstate/ ディレクトリーに保存します。nmstate サービスは、次回の再起動時、またはサービスを手動で再起動したときに、ファイルを自動的に適用します。デフォルトでは、Nmstate がファイルを正常に適用すると、サービスが同じファイルを再度処理しないように、ファイルの .yml 接尾辞の名前が .applied に変更されます。

nmstate サービスは /etc/nmstate/nmstate.conf ファイルで設定できます。たとえば、適用後の元の *.yml ファイルを保持し、.applied 接尾辞を持つコピーのみを作成するには、/etc/nmstate/nmstate.conf に次の行を追加します。

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[service]
keep_state_file_after_apply = false

詳細およびその他の設定オプションについては、システムの nmstate.service(8) man ページを参照してください。

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