10.5. 仮想 NIC に接続しているホスト物理マシンまたはネットワークブリッジの動的な変更
本セクションでは、ゲスト仮想マシンを危険にさらすことなく、ゲスト仮想マシンの実行中にゲスト仮想マシンの vNIC をあるブリッジから別のブリッジに移動する方法を説明します。
- 次のような設定で、ゲスト仮想マシンを準備します。
<interface type='bridge'> <mac address='52:54:00:4a:c9:5e'/> <source bridge='virbr0'/> <model type='virtio'/> </interface>
- インターフェイスを更新するために XML ファイルを準備します。
# cat br1.xml
<interface type='bridge'> <mac address='52:54:00:4a:c9:5e'/> <source bridge='virbr1'/> <model type='virtio'/> </interface>
- ゲスト仮想マシンを起動し、ゲスト仮想マシンのネットワーク機能を確認して、ゲスト仮想マシンの vnetX が指定したブリッジに接続されていることを確認します。
# brctl show bridge name bridge id STP enabled interfaces virbr0 8000.5254007da9f2 yes virbr0-nic vnet0 virbr1 8000.525400682996 yes virbr1-nic
- 次のコマンドを使用して、新しいインターフェイスパラメーターでゲスト仮想マシンのネットワークを更新します。
# virsh update-device test1 br1.xml Device updated successfully
- ゲスト仮想マシンで service network restart を実行します。ゲスト仮想マシンは、virbr1 の新しい IP アドレスを取得します。ゲスト仮想マシンの vnet0 が新しいブリッジ (virbr1) に接続されていることを確認します。
# brctl show bridge name bridge id STP enabled interfaces virbr0 8000.5254007da9f2 yes virbr0-nic virbr1 8000.525400682996 yes virbr1-nic vnet0