20.3. SMBIOS システム情報
ハイパーバイザーの中には、ゲスト仮想マシンに表示されるシステム情報を制御できるものもあります (たとえば、SMBIOS フィールドはハイパーバイザーで入力し、ゲスト仮想マシンの midecode コマンドを使用して検証できます)。オプションの sysinfo 要素は、このようなカテゴリーの情報をすべてカバーします。
図20.5 SMBIOS システム情報
... <os> <smbios mode='sysinfo'/> ... </os> <sysinfo type='smbios'> <bios> <entry name='vendor'>LENOVO</entry> </bios> <system> <entry name='manufacturer'>Fedora</entry> <entry name='vendor'>Virt-Manager</entry> </system> </sysinfo> ...
<sysinfo>
要素には、サブ要素のレイアウトを決定する必須の属性type
があり、以下のように定義されます。
smbios
- サブ要素は特定の SMBIOS 値を呼び出します。これは、<os>
要素の smbios サブ要素と併用するとゲスト仮想マシンに影響します。sysinfo の各サブ要素は、SMBIOS ブロックの名前を付け、その中の要素は、ブロック内のフィールドを記述するエントリー要素のリストになります。以下のブロックおよびエントリーが認識されます。bios
- SMBIOS の ブロック 0 で、エントリー名はvendor
、version
、date
、およびrelease
から取得されます。<system>
- SMBIOS のブロック 1 で、エントリー名はmanufacturer
、product
、version
、serial
、uuid
、sku
、およびfamily
から取得します。uuid
エントリーが最上位の uuid 要素とともに指定されている場合は、その 2 つの値が一致している必要があります。