20.16.9.13. インターフェイス ROM BIOS 設定
ROM BIOS 設定を指定するには、管理ツールを使用して、ドメイン XML に以下の変更を加えます。
図20.50 インターフェイス ROM BIOS 設定
... <devices> <interface type='network'> <source network='default'/> <target dev='vnet1'/> <rom bar='on' file='/etc/fake/boot.bin'/> </interface> </devices> ...
これをサポートするハイパーバイザーの場合は、PCI Network デバイスの ROM がゲスト仮想マシンにどのように提供されるかを変更できます。
bar
属性は on
または off
に設定でき、デバイスの ROM がゲスト仮想マシンのメモリーマップで表示されるかどうかを決定します。(PCI のドキュメントでは、rombar 設定により、ROM のベースアドレスレジスターの存在が制御されます。)ROM バーが指定されていない場合、qemu のデフォルトが使用されます (古いバージョンの qemu はデフォルトの off
を使用していましたが、新しい qemus のデフォルトは on
です)。オプションの file
属性は、デバイスの ROM BIOS としてゲスト仮想マシンに提示されるバイナリーファイルを指定するために使用されます。これは、ネットワークデバイスに別のブート ROM を提供する際に役立ちます。