18.14. vLAN タグの設定
仮想ローカルエリアネットワーク (vLAN) タグは、virsh net-edit コマンドを使用して追加します。このタグは、SR-IOV デバイスで PCI デバイスの割り当てと併用することもできます。詳細は、「SR-IOV デバイスを使用した PCI 割り当て (パススルー) の設定」 を参照してください。
図18.30 vVLAN タグの設定 (対応しているネットワークタイプのみ)
ネットワークタイプが、ゲストに対して透過的な vlan タグ付けをサポートする場合にのみ、任意の
<vlan> 要素は、このネットワークを使用してすべてのゲストのトラフィックに適用する 1 つ以上の vlan タグを指定できます (openvswitch および type='hostdev' SR-IOV ネットワークは、ゲストトラフィックの透過的な VLAN タグ付けをサポートします。標準の linux ブリッジや libvirt 自体の仮想ネットワークを含むその他の場合はすべて、これをサポートしません。802.1 Qbh (vn-link) スイッチおよび 802.1Qbg (VEPA) スイッチは、(libvirt の外部で) ゲストトラフィックを特定の vlan にタグ付けする独自の方法を提供します。) 想定どおりに、tag 属性は使用する vlan タグを指定します。ネットワークに複数の<vlan>要素が定義されている場合は、指定されたすべてのタグを使用して VLAN トランクを実行することが想定されます。単一のタグを使用した VLAN トランキングが必要な場合は、オプションの属性 trunk='yes' を VLAN 要素に追加できます。
openvswitch を使用したネットワーク接続では、'native-tagged' モードおよび 'native-untagged' VLAN モードを設定できます。
<tag> 要素でオプションの nativeMode 属性を使用します。nativeMode は、tagged または untagged に設定できます。要素の id 属性は、ネイティブ vlan を設定します。
<vlan> 要素は、<portgroup> 要素でも指定できます。また、ドメインの <interface> 要素でも指定できます。複数の場所で vlan タグが指定されている場合は、<interface> の設定が優先され、その後にインターフェイス設定で選択した<portgroup> の設定が優先されます。<network> の<vlan> は、<portgroup> または <interface> に指定がない場合にのみ選択されます。