20.16.16. チャネル
これは、ホスト物理マシンとゲスト仮想マシン間のプライベート通信チャネルを表し、管理ツールを使用してゲスト仮想マシン仮想マシンに変更を加えることで操作され、ドメイン xml の次のセクションに変更が加えられます。
図20.63 チャネル
... <devices> <channel type='unix'> <source mode='bind' path='/tmp/guestfwd'/> <target type='guestfwd' address='10.0.2.1' port='4600'/> </channel> <!-- KVM virtio channel --> <channel type='pty'> <target type='virtio' name='arbitrary.virtio.serial.port.name'/> </channel> <channel type='unix'> <source mode='bind' path='/var/lib/libvirt/qemu/f16x86_64.agent'/> <target type='virtio' name='org.qemu.guest_agent.0'/> </channel> <channel type='spicevmc'> <target type='virtio' name='com.redhat.spice.0'/> </channel> </devices> ...
これは、さまざまな方法で実装できます。
<channel>
の特定のタイプは、<target>
要素の type
属性で指定します。各チャンネルタイプには、以下のように異なるターゲット属性があります。
guestfwd
- ゲスト仮想マシンが指定の IP アドレスおよびポートに送信する TCP トラフィックが、ホスト物理マシンのチャネルデバイスに転送されることを指定します。target
要素には、address 属性および port 属性が必要です。virtio
- 準仮想化された virtio チャネル。<channel>
は/dev/vport*
の下のゲスト仮想マシンで公開され、オプションの要素name
が指定されている場合は、/dev/virtio-ports/$name
(詳細は、http://fedoraproject.org/wiki/Features/VirtioSerial を参照してください)。オプションの要素address
では、チャンネルを特定のtype='virtio-serial'
コントローラーに関連付けることができます (上記を参照)。QEMU では、名前が org.qemu.guest_agent.0 の場合、libvirt は、ゲスト仮想マシンのシャットダウンやファイルシステムの静止などのアクションのために、ゲスト仮想マシンにインストールされているゲスト仮想マシンエージェントと対話できます。spicevmc
- 準仮想化 SPICE チャンネル。ドメインには、グラフィックデバイスとしての SPICE サーバーも必要です。この時点で、ホストの物理マシンがメインチャネル全体でメッセージをピギーバックします。属性がtype='virtio';
のtarget
要素が必要です。オプションの属性name
は、ゲスト仮想マシンがチャネルにアクセスする方法を制御し、デフォルトはname='com.redhat.spice.0'
になります。オプションの<address>
要素は、チャンネルを特定のtype='virtio-serial'
コントローラーに関連付けることができます。