5.4.16.6. 別々の論理ボリュームとしての RAID イメージの分割
RAID 論理ボリュームのイメージを分割して、新しい論理ボリュームを形成します。RAID イメージを分割する手順は、「ミラー化論理ボリュームの冗長イメージの分割」 で説明されている、ミラー化論理ボリュームの冗長イメージを分割する手順と同じです。
RAID イメージを分割するコマンドの形式は、以下のとおりです。
lvconvert --splitmirrors count -n splitname vg/lv [removable_PVs]
lvconvert --splitmirrors count -n splitname vg/lv [removable_PVs]
既存の RAID1 論理ボリュームから RAID イメージを削除する場合と同様に (「既存の RAID1 デバイス内のイメージ数の変更」 で説明)、RAID データのサブボリューム (およびその関連付けされたメタデータのサブボリューム) をデバイスの中心から削除する場合、それより数が大きいイメージはスロットを埋めるために小さくなります。そのため、RAID アレイを構成する論理ボリューム上のインデックス番号は連続する整数となります。
注記
RAID1 アレイがまだ同期していない場合は、RAID イメージを分割できません。
以下の例は、2 方向の RAID1 論理ボリューム
my_lv を my_lv と new の 2 つのリニア論理ボリュームに分割します。
以下の例は、3 方向の RAID1 論理ボリューム
my_lv を、2 方向の RAID1 論理ボリューム my_lv とリニア論理ボリューム new に分割します。