8.3. スナップショットのクローン作成
クローンまたは書き込み可能なスナップショットは、特定のスナップショットから作成される新しいボリュームです。
スナップショットのクローンを作成するには、以下のコマンドを実行します。
# gluster snapshot clone <clonename> <snapname>
詳細は以下のようになります。
clonename: 作成するクローンの名前 (クローン名) です。
snapname: クローンが作成されるスナップショットの名前です。
注記
- スナップショットの復元とは異なり、スナップショットのクローン作成後も、元のスナップショットは保持されます。
- スナップショットはアクティブ状態である必要があります。スナップショットのブックはすべて、クローンを実行する前に稼働状態でなければなりません。また、サーバーノードはクォーラムにある必要があります。
- したがって、このクローンは、クローン (新しいボリューム) とスナップショット LVM が同じ LVM バックエンドを共有します。LVM の領域消費は、スナップショットから新しいボリューム (クローン) に分割されます。
以下に例を示します。
# gluster snapshot clone clone_vol snap1 snapshot clone: success: Clone clone_vol created successfully
新たにクローンしたスナップショットのステータスを確認するには、以下のコマンドを実行します。
# gluster vol info <clonename>
以下に例を示します。
# gluster vol info clone_vol Volume Name: clone_vol Type: Distribute Volume ID: cdd59995-9811-4348-8e8d-988720db3ab9 Status: Created Number of Bricks: 1 Transport-type: tcp Bricks: Brick1: 10.00.00.01:/var/run/gluster/snaps/clone_vol/brick1/brick3 Options Reconfigured: performance.readdir-ahead: on
この例では、新規作成されるボリュームと同様に、クローンが
Created
状態にあることが確認できます。このボリュームは、このボリュームを使用するように明示的に起動する必要があります。