6.6. クライアントオペレーティングシステムバージョンの確認
Red Hat Gluster Storage はバージョンによって異なる機能に対応しています。サーバーおよびクライアントは、操作バージョン番号または
op-version
を使用してサポートできる機能を特定します。cluster.op-version
パラメーターは、サーバー側上のすべてのクラスターに必要な操作バージョンを設定します。各クライアントは、最小 (min-op-version
) および最大 (max-op-version
) でサポートされる操作バージョンで識別される一連のオペレーティングバージョンをサポートします。
以下のコマンドを実行して、特定のボリュームに接続されたクライアントのオペレーティングシステムバージョンを確認します。
- Red Hat Gluster 3.2 以降
# gluster volume status volname clients
クラスター内ののボリュームに接続されたクライアントのオペレーティングバージョンを確認する場合は、ボリューム名の代わりにall
を使用します。
Red Hat Gluster Storage 3.2 の前:
- チェックするボリュームの状態ダンプを実行します。
# gluster volume statedump volname
- 状態ダンプディレクトリーの特定
# gluster --print-statedumpdir
- 状態ダンプファイルを見つけ、クライアント情報について grep します。
# grep -A4 "identifier=client_ip" statedumpfile