10.5. gdeploy を使用した Geo レプリケーションの設定
本セクションでは、gdeploy を使用してストレージ環境の geo レプリケーションセッションを設定して、制御し、検証する方法を説明します。gdeploy ツールは、geo レプリケーションに関連する以下のプロセスを自動化します。
10.5.1. gdeploy で root ユーザーとして geo レプリケーションを設定
root ユーザーとして geo レプリケーションセッションを設定するには、以下を行う必要があります。
- 一般的な pem pub ファイルの作成
- geo レプリケーションセッションの作成
- メタボリュームの設定
- geo レプリケーションセッションの開始
gdeploy は、設定ファイルを 1 つ作成し、これらのタスクの自動化に役立ちます。gdeploy をインストールすると、設定ファイルのサンプルが以下の場所に作成されます。
/usr/share/doc/gdeploy/examples/geo-replication.conf
手順10.1 gdeploy で root ユーザーとして geo レプリケーションを設定
重要
「前提条件」 に記載の前提条件が完了していることを確認します。
- 以下の場所に、サンプル gdeploy 設定ファイルのコピーを作成します。
/usr/share/doc/gdeploy/examples/geo-replication.conf
- 以下のテンプレートを使用して、設定ファイルの geo レプリケーションセクションに必要な情報を追加します。
[geo-replication] action=create mastervol=Master_IP:Master_Volname slavevol=Slave_IP:Slave_Volname slavenodes=Slave_IP_1,Slave_IP_2 [Add all slave IP addresses. Each address followed by a comma (,)] force=yes [yes or no] start=yes [yes or no]
- 設定ファイルを変更したら、以下のコマンドを使用して設定を呼び出します。
# gdeploy -c txt.conf
以下は、root ユーザーとして geo レプリケーションを設定する設定ファイルの変更例です。
[geo-replication] action=create mastervol=10.1.1.29:mastervolume slavevol=10.1.1.25:slavesvolume slavenodes=10.1.1.28,10.1.1.86 force=yes start=yes
その他の利用可能な値の詳細は、「設定ファイル」 を参照してください。