20.7.2. SSL 証明書失効リストを使用した SSL/TLS 証明書認証の取り消し
悪意のあるネットワークエンティティーまたは承認されていないネットワークエンティティーからクラスターを保護するには、
ssl.crl-path
オプションを使用して、SSL 証明書失効リスト (CRL) を含むディレクトリーへのパスを指定できます。取り消された証明書の一覧を含むパスにより、サーバーノードが取り消された証明書を持つノードを停止できます。
たとえば、以下のように volume set コマンドで CRL が含まれるディレクトリーへのパスを指定できます。
$ gluster volume set vm-images ssl.crl-path /etc/ssl/
注記
CA 署名付き証明書のみが取り消され、自己署名証明書ではなく、取り消されます。
CRL ファイルを設定するには、以下を実行します。
- CRL ファイルをディレクトリーにコピーします。
- CRL ファイルを含むディレクトリーに移動します。
c_rehash
ユーティリティーを使用した CRL ファイルへのコンピュートハッシュ$ c_rehash .
ハッシュとシンボリックリンクは、openssl-perl
RPM で利用可能なc_rehash
ユーティリティーを使用して実行できます。シンボリックリンクの名前は Common Name のハッシュである必要があります。詳細は、man ページの crl を参照してください。ssl.crl-path
ボリュームオプションを設定します。$ gluster volume set VOLNAME ssl.crl-path path-to-directory
path-to-directory は CRL ファイルをホストするディレクトリーの絶対パスである必要があります。