6.3.3. NFS Ganesha
6.3.3.1. NFS-Ganesha のサポートされる機能
高可用性 Active-Active NFS-Ganesha
高可用性のアクティブ/アクティブ環境で、特定のアプリケーションを実行している NFS-Ganesha サーバーに接続されている NFS-Ganesha サーバーがダウンすると、管理上の介入なしにアプリケーション/NFS クライアントは、別の NFS-Ganesha サーバーにシームレスに接続されます。
ボリュームの動的エクスポート
NFS-Ganesha は、エクスポートの追加または削除を動的にサポートします。動的エクスポートは DBus インターフェースにより管理されます。DBus は、システム管理およびピアツーピアアプリケーション通信用のシステムローカル IPC メカニズムです。
複数のエントリーのエクスポート
NFS-Ganesha では、複数の Red Hat Gluster Storage ボリュームまたはサブディレクトリーを同時にエクスポートすることができます。
擬似ファイルシステム
NFS-Ganesha は NFSv4 擬似ファイルシステムを作成して維持します。このシステムは、サーバー上のすべてのエクスポートしたオブジェクトへのシームレスなアクセスを提供します。
アクセス制御リスト
NFS-Ganesha NFSv4 プロトコルには、Windows で使用されるアクセス制御リスト (ACL) の統合サポートが含まれています。これらの ACL を使用して信頼側の識別や、その信頼側のアクセス権限の許可または拒否を指定できます。この機能はデフォルトでは無効になっています。