19.2.2. ポート範囲の設定
デフォルトでは、Red Hat Gluster Storage サーバーノードに設定されたすべてのブリックに対して、1 つのプロセスが作成され、1 つのポートが使用されます。1 台のサーバーに多数のブリックを設定している場合は、ポート範囲を設定することで、新規に作成または既存のブリックおよびボリュームに割り当てるポートの範囲を制御できます。
これは、
glusterd.vol
ファイルを使用すると実現できます。base-port
および max-port
オプションは、ポート範囲を設定するために使用できます。デフォルトでは、base-port
は 49152 に設定され、max-port
は 60999 に設定されます。
重要
glusterd が、指定の
base-port
および max-port
の範囲内で割り当てる空きポートで不足すると、新しいブリックおよびボリュームは起動に失敗します。
ポート範囲の設定
- すべてのノードで
glusterd.vol
ファイルを編集します。# vi /etc/glusterfs/glusterd.vol
#
およびbase-port
オプションに対応するコメントマーカーmax-port
を削除します。volume management type mgmt/glusterd option working-directory /var/lib/glusterd option transport-type socket,rdma option transport.socket.keepalive-time 10 option transport.socket.keepalive-interval 2 option transport.socket.read-fail-log off option ping-timeout 0 option event-threads 1 # option lock-timer 180 # option transport.address-family inet6 option base-port 49152 option max-port 60999 end-volume
base-port
およびmax-port
オプションでポート番号を定義します。option base-port 49152 option max-port 60999
glusterd.vol
ファイルを保存して、各 Red Hat Gluster Storage ノードでglusterd
サービスを再起動します。