9.2. ディレクトリーにクォータを設定する前


ディレクトリーにクォータを設定する際に、保持する事項が複数あります。
  • gluster volume quota コマンドで制限するディレクトリーを指定すると、ディレクトリーのパスは、ボリュームがマウントされるサーバーまたはクライアントのルートディレクトリーではなく、Red Hat Gluster Storage ボリュームのマウントポイントに対して相対的になります。つまり、Red Hat Gluster Storage ボリュームが /mnt/glusterfs にマウントされ、/mnt/glusterfs/dir ディレクトリーに制限を設定する場合は、以下のように gluster volume quota コマンドを実行する際に /dir をパスとして使用します。
    # gluster volume quota VOLNAME limit-usage /dir hard_limit
  • gluster volume quota コマンドを実行する際に、レプリカセットごとに少なくとも 1 つのブリックが利用可能であることを確認します。gluster volume status コマンドの出力の Online 列に Y が表示されている場合は、ブリックを使用できます。
    # gluster volume status VOLNAME
    Status of volume: VOLNAME
    Gluster process                        Port    Online   Pid
    ------------------------------------------------------------
    Brick arch:/export/rep1                24010   Y       18474
    Brick arch:/export/rep2                24011   Y       18479
    NFS Server on localhost                38467   Y       18486
    Self-heal Daemon on localhost          N/A     Y       18491
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