第85章 undercloud
この章では、undercloud
コマンドに含まれるコマンドを説明します。
85.1. undercloud backup
アンダークラウドのバックアップを作成します。
使用方法:
openstack undercloud backup [--init [INIT]] [--setup-nfs] [--setup-rear] [--cron] [--db-only] [--inventory INVENTORY] [--add-path ADD_PATH] [--exclude-path EXCLUDE_PATH] [--save-swift] [--extra-vars EXTRA_VARS]
値 | 概要 |
---|---|
--init [INIT] | rear または nfs を引数として使用し、バックアップの環境を初期化します。パッケージのインストールと設定された ReaR サーバーまたは NFS サーバーを確認します。デフォルトは rear です (例:--init rear)。警告: このフラグは非推奨となり、--setup-rear および --setup-nfs で置き換えられます。 |
--setup-nfs | ansible インベントリーのホストの BackupNode に必要なパッケージおよび設定をインストールするバックアップノードで、nfs サーバーを設定します。 |
--setup-rear | ReaR をインストールおよび設定する アンダークラウド ホストに rear をセットアップします。 |
--cron | デフォルトで日曜日の午前 0 時にバックアップを実行する新しい cron ジョブをセットアップしますが、これは tripleo_backup_and_restore_cron extra-var を使用してカスタマイズできます。 |
--db-only | アンダークラウド ホストの db バックアップを実行します。db バックアップファイルは、openstack-backup-mysql-<timestamp>.sql という名前で /home/stack に保存されます。 |
--inventory INVENTORY | tripleo-ansible- inventory コマンドで生成された tripleo インベントリーファイル。デフォルトは /root/config- download/overcloud/tripleo-ansible-inventory.yaml です。 |
--add-path ADD_PATH | バックアップする追加のファイルを追加します。デフォルトは /home/stack/ です (例: --add-path /this/is/a/folder/ --add- path /this/is/a/texfile.txt)。 |
--exclude-path EXCLUDE_PATH | アンダークラウドのバックアップを実行する際の除外パス。このオプションは複数回指定することができます。デフォルトは、none i.e. --exclude-path /this/is/a/folder/ --exclude-path /this/is/a/texfile.txt です。 |
--save-swift | バックアップを swift に保存します。デフォルトは false です。Swift 自体がバックアップされることに特に注意する必要があります。これを複数回呼び出すと、バックアップサイズが指数関数的に増加します。 |
--extra-vars EXTRA_VARS | 追加の変数を dict または JSON または YAML ファイルタイプの絶対パスとして設定します。例:--extra-vars {"key": "val", "key2": "val2"} 例: --extra-vars /path/to/my_vars.yaml 例: --extra-vars /path/to/my_vars.json渡すことのできる変数の詳細は、https://opendev.org/openstack/tripleo-ansible/src/branch/master/tripleo_ansible/roles/backup_and_restore/defaults/main.yml を参照してください。 |