第87章 user


この章では、user コマンドに含まれるコマンドを説明します。

87.1. user create

新規ユーザーを作成します。

使用方法:

openstack user create [-h] [-f {json,shell,table,value,yaml}]
                             [-c COLUMN] [--noindent] [--prefix PREFIX]
                             [--max-width <integer>] [--fit-width]
                             [--print-empty] [--domain <domain>]
                             [--project <project>]
                             [--project-domain <project-domain>]
                             [--password <password>] [--password-prompt]
                             [--email <email-address>]
                             [--description <description>]
                             [--ignore-lockout-failure-attempts]
                             [--no-ignore-lockout-failure-attempts]
                             [--ignore-password-expiry]
                             [--no-ignore-password-expiry]
                             [--ignore-change-password-upon-first-use]
                             [--no-ignore-change-password-upon-first-use]
                             [--enable-lock-password]
                             [--disable-lock-password]
                             [--enable-multi-factor-auth]
                             [--disable-multi-factor-auth]
                             [--multi-factor-auth-rule <rule>]
                             [--enable | --disable] [--or-show]
                             <name>

表87.1 位置引数
概要

<name>

新しいユーザー名

表87.2 コマンド引数
概要

-h、--help

help メッセージを表示して終了します

--domain <domain>

デフォルトのドメイン (名前または ID)

--project <project>

デフォルトプロジェクト (名前または ID)

--project-domain <project-domain>

プロジェクトが所属するドメイン (名前または ID)。プロジェクト名の競合が発生してしまった場合に、使用できます。

--password <password>

ユーザーのパスワードを設定します。

--password-prompt

パスワードを対話的に要求します。

--email <email-address>

ユーザーのメールアドレスを設定します。

--description <description>

ユーザーの説明

--ignore-lockout-failure-attempts

ユーザーの認証回数を無視し、結果としてユーザーをロックアウトすることをオプトインします

--no-ignore-lockout-failure-attempts

ユーザーの認証回数を無視し、結果としてユーザーをロックアウトすることをオプトアウトします

--ignore-password-expiry

有効期限が切れている可能性があるパスワードの使用をユーザーが継続できることに対して、オプトインします

--no-ignore-password-expiry

有効期限が切れている可能性のあるパスワードの使用をユーザーが継続できることに対して、オプトアウトします

--ignore-change-password-upon-first-use

keystone への初回ログインの直後に、パスワードの変更をユーザーに強制する必要があるかどうかを制御します。keystone への初回ログイン時に、ユーザーがパスワードの変更を無視することに対してオプトインします

--no-ignore-change-password-upon-first-use

keystone への初回ログインの直後に、パスワードの変更をユーザーに強制する必要があるかどうかを制御します。keystone への初回ログイン時に、ユーザーがパスワードの変更を無視することに対してオプトアウトします

--enable-lock-password

ユーザーがセルフサービス API を介してパスワードを変更する機能を無効にします

--disable-lock-password

ユーザーがセルフサービス API を介してパスワードを変更できる機能を有効にします

--enable-multi-factor-auth

mfa (multi factor auth) を有効化します。

--disable-multi-factor-auth

mfa (multi factor auth) を無効化します。

--multi-factor-auth-rule <rule>

マルチファクター認証ルールを設定します。たとえば、"password" および "totp" 認証メソッドの提供が必要なルールを設定するには、"--multi-factor-auth-rule password,totp" を使用します。異なるルールの組み合わせを設定するために複数回指定できます。

--enable

ユーザーを有効にします (デフォルト)。

--disable

ユーザーを無効にします。

--or-show

既存ユーザーを返します。

表87.3 出力フォーマット設定オプション
概要

-f {json,shell,table,value,yaml}, --format {json,shell,table,value,yaml}

出力形式。デフォルトは table です。

-c COLUMN, --column COLUMN

追加する列を指定します。複数の列を表示するには、繰り返すことができます。

表87.4 JSON フォーマット設定オプション
概要

--noindent

JSON のインデントを無効にするかどうか。

表87.5 シェルフォーマット設定オプション
概要

--prefix PREFIX

すべての変数名に接頭辞を追加します。

表87.6 テーブルフォーマット設定オプション
概要

--max-width <integer>

表示の幅の最大値 <1 は無効にする。CLIFF_MAX_TERM_MYBACKUPDIRTH 環境変数を使用することもできますが、パラメーターが優先されます。

--fit-width

表示幅にテーブルを適合させます。--max- width が 0 よりも大きい場合は暗黙的になります。常に有効にするには、環境変数を CLIFF_FIT_MYBACKUPDIRTH=1 に設定します。

--print-empty

表示するデータがない場合は空のテーブルを出力します。

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