25.16. iSCSI ターゲットへのログイン
「iSCSI」 で説明されているように、ターゲットを検出またはログインするには、iSCSI サービスが実行している必要があります。iSCSI サービスを起動するには、次のコマンドを実行します。
#
systemctl start iscsi
このコマンドが実行されると、iSCSI
init
スクリプトは、node.startup
設定が自動として設定されているターゲットに 自動
的にログインします。これは、すべてのターゲットの node.startup
のデフォルト値です。
ターゲットへの自動ログインを防ぐには、
node.startup
を manual
に設定します。これを実行するには、以下のコマンドを実行します。
# iscsiadm -m node --targetname proper_target_name -p target_IP:port -o update -n node.startup -v manual
レコード全体を削除すると、自動ログインもできなくなります。これを実行するには、以下を実行します。
# iscsiadm -m node --targetname proper_target_name -p target_IP:port -o delete
ネットワーク上の iSCSI デバイスからファイルシステムを自動的にマウントするには、_netdev オプションを使用して、
/etc/fstab
にマウント用のパーティションエントリーを追加します。たとえば、起動時に iSCSI デバイス sdb
を /mount/iscsi
に自動的にマウントするには、以下の行を /etc/fstab
に追加します。
/dev/sdb /mnt/iscsi ext3 _netdev 0 0
iSCSI ターゲットに手動でログインするには、次のコマンドを使用します。
# iscsiadm -m node --targetname proper_target_name -p target_IP:port -l
注記
proper_target_name と target_IP:port は、ターゲットのフルネームと IP アドレス/ポートの組み合わせを参照します。詳細は、「iSCSI API」 および 「iSCSI 相互接続のスキャン」 を参照してください。