25.21. オンラインストレージ設定のトラブルシューティング
本セクションでは、オンラインストレージの再設定中にユーザーに発生する一般的な問題へのソリューションを提供します。
- 論理ユニットの削除ステータスは、ホストには反映されません。
- 設定されているファイラーで論理ユニットを削除しても、その変更はホストには反映されません。このような場合、論理ユニットが 古くなっ たため、dm-multipath を使用すると、lvm コマンドは無期限にハングします。これを回避するには、以下の手順を行います。
手順25.17 古い論理ユニットの操作
/etc/lvm/cache/.cache
内のどの mpath リンクエントリーが古い論理ユニットに固有であるかを判別します。これを実行するには、以下のコマンドを実行します。$ ls -l /dev/mpath | grep stale-logical-unit
例25.16 特定の mpath リンクエントリーの決定
たとえば、stale-logical-unit が 3600d0230003414f30000203a7bc41a00 の場合、以下の結果が表示される場合があります。lrwxrwxrwx 1 root root 7 Aug 2 10:33 /3600d0230003414f30000203a7bc41a00 -> ../dm-4 lrwxrwxrwx 1 root root 7 Aug 2 10:33 /3600d0230003414f30000203a7bc41a00p1 -> ../dm-5
つまり、3600d0230003414f30000203a7bc41a00 は、dm- 4 と dm -5 の 2 つの mpath リンクにマップされ ます。- 次に、
/etc/lvm/cache/.cache
を開きます。stale-logical-unit と、stale-logical-unit がマップする mpath リンクを含むすべての行を削除します。例25.17 関連行の削除
前の手順と同じ例を使用する場合、削除する必要のある行は次のとおりです。/dev/dm-4 /dev/dm-5 /dev/mapper/3600d0230003414f30000203a7bc41a00 /dev/mapper/3600d0230003414f30000203a7bc41a00p1 /dev/mpath/3600d0230003414f30000203a7bc41a00 /dev/mpath/3600d0230003414f30000203a7bc41a00p1