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25.2. iSCSI イニシエーターの作成

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Red Hat Enterprise Linux 7 では、iSCSI サービスはデフォルトで遅延して起動され、iscsiadm コマンドの実行後にサービスが起動します。

手順25.7 iSCSI イニシエーターの作成

  1. iscsi-initiator-utils をインストールします。
    # yum install iscsi-initiator-utils -y
  2. 「ACL の設定」 で ACL にカスタム名が指定されている場合は、それに応じて /etc/iscsi/initiatorname.iscsi ファイルを変更します。以下に例を示します。
    # cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
    InitiatorName=iqn.2006-04.com.example.node1
    
    # vi /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
  3. ターゲットを検出します。
    # iscsiadm -m discovery -t st -p target-ip-address 
    10.64.24.179:3260,1 iqn.2006-04.com.example:3260
    
  4. 手順 3 で検出したターゲット IQN でターゲットにログインします。
    # iscsiadm -m node -T iqn.2006-04.com.example:3260 -l 
    Logging in to [iface: default, target: iqn.2006-04.com.example:3260, portal: 10.64.24.179,3260] (multiple)
    Login to [iface: default, target: iqn.2006-04.com.example:3260, portal: 10.64.24.179,3260] successful.
    
    この手順は、「ACL の設定」 で説明するように。特定のイニシエーター名が ACL に追加されている限り、同じ LUN に接続されている任意の数のイニシエーターが使用することができます。
  5. iSCSI ディスク名を確認して、この iSCSI ディスクにファイルシステムを作成します。
    # grep "Attached SCSI" /var/log/messages
    
    # mkfs.ext4 /dev/disk_name
    disk_name を、/var/log/messages に表示される iSCSI ディスク名に置き換えます。
  6. ファイルシステムをマウントします。
    # mkdir /mount/point
    # mount /dev/disk_name /mount/point
    /mount/point をパーティションのマウントポイントに置き換えます。
  7. システムの起動時にファイルシステムを自動的にマウントするように /etc/fstab を編集します。
    # vim /etc/fstab
    /dev/disk_name /mount/point ext4 _netdev 0 0
    
    disk_name を iSCSI ディスク名に置き換えます。
  8. ターゲットからログオフします。
    # iscsiadm -m node -T iqn.2006-04.com.example:3260 -u
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