17.3. kdump サービスの無効化
kdump.service
を停止し、RHEL 8 システムでサービスの開始を無効にできます。
前提条件
-
kdump
設定とターゲットの要件をすべて満たしている。詳細は 対応している kdump 設定とターゲット を参照してください。 -
kdump
のインストール用のオプションがすべて、要件に応じて設定されている。詳細は、kdump のインストール を参照してください。
手順
現在のセッションで
kdump
を停止するには、以下のコマンドを実行します。# systemctl stop kdump.service
kdump
を無効にするには、以下を行います。# systemctl disable kdump.service
kptr_restrict=1
をデフォルトとして設定することが推奨されます。kptr_restrict
をデフォルトで (1) に設定すると、Kernel Address Space Layout (KASLR
) が有効か無効かにかかわらず、kdumpctl
サービスはクラッシュカーネルを読み込みます。
kptr_restrict
が 1
に設定されておらず、KASLR
が有効になっている場合は、/proc/kore
ファイルの内容がすべてゼロとして生成されます。kdumpctl
サービスは、/proc/kcore
ファイルにアクセスしてクラッシュカーネルを読み込むことができません。kexec-kdump-howto.txt
ファイルには、kptr_restrict=1
に設定することを推奨する警告メッセージが表示されます。kdumpctl
サービスが必ずクラッシュカーネルを読み込むように、sysctl.conf
ファイルで次の内容を確認します。
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sysctl.conf
ファイルでのカーネルのkptr_restrict=1
設定
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