26.4. systemd の CPU 時間割り当てポリシーオプション
最も頻繁に使用される CPU 時間割り当てポリシーオプションは、次のとおりです。
CPUWeight=
特定のサービスに対して、他の全サービスよりも 優先度を高く 割り当てます。間隔 1 - 10,000 の値から選択できます。デフォルト値は 100 です。
たとえば、他の全サービスと比べて 2 倍の CPU を
httpd.service
に割り当てるには、値をCPUWeight=200
に設定します。CPUWeight=
は、利用可能な CPU リソースが枯渇した場合にのみ適用されることに注意してください。CPUQuota=
絶対 CPU 時間のクォータ をサービスに割り当てます。このオプションの値は、利用可能な CPU 時間合計に対してサービスが受け取る CPU 時間の最大比率 (例:
CPUQuota=30%
) を指定します。CPUQuota=
は、重みや制限など、特定のリソース配分モデルの制限値を表すことに注意してください。CPUQuota=
の詳細は、システムのsystemd.resource-control(5)
man ページを参照してください。