26.8. systemd の I/O 帯域幅設定オプション
systemd
を使用してブロックレイヤー I/O ポリシーを管理するには、次の設定オプションを使用できます。
IOWeight
- デフォルトの I/O 加重を設定します。加重の値をベースとして使用し、他のサービスと比べ、実際に受け取る I/O 帯域幅を計算します。
IODeviceWeight
特定のブロックデバイスの I/O 加重を設定します。
たとえば、
IODeviceWeight=/dev/disk/by-id/dm-name-rhel-root 200
などです。IOReadBandwidthMax
、IOWriteBandwidthMax
デバイスまたはマウントポイントごとの絶対帯域幅を設定します。
たとえば、
IOWriteBandwith=/var/log 5M
などです。注記systemd
は、ファイルシステムからデバイスへの変換を自動的に処理します。IOReadIOPSMax
、IOWriteIOPSMax
- 1 秒あたりの I/O 処理数 (IOPS) の絶対帯域幅を設定します。
注記
加重ベースのオプションは、ブロックデバイスが CFQ I/O スケジューラーを使用している場合にのみサポートされます。デバイスが Multi-Queue Block I/O キューメカニズムを使用する場合は、オプションのサポートはありません。