第2章 カーネルモジュールの管理


カーネルモジュール、それらの情報を表示する方法、およびカーネルモジュールを使用して基本的な管理タスクを実行する方法を学びます。

2.1. モジュールの紹介

Red Hat Enterprise Linux カーネルはカーネルモジュールを使用して拡張でき、システムを再起動せずにオプションの追加機能を提供します。RHEL 8 では、カーネルモジュールは追加のカーネルコードで、圧縮された <KERNEL_MODULE_NAME>.ko.xz オブジェクトファイルに組み込まれています。

カーネルモジュールにより有効になっている最も一般的な機能は、以下のとおりです。

  • 新しいハードウェアへのサポートを強化するデバイスドライバー
  • GFS2 や NFS などのファイルシステムのサポート
  • システムコール

最新のシステムでは、必要に応じて自動的にカーネルモジュールが読み込まれます。ただし、場合によっては、モジュールを手動でロードまたはアンロードする必要があります。

カーネルと同様に、モジュールは動作をカスタマイズするパラメーターを受け入れます。

カーネルツールを使用して、モジュールに対して次のアクションを実行できます。

  • 現在実行中のモジュールを検査する。
  • カーネルにロードできるモジュールを検査する。
  • モジュールが受け入れるパラメーターを検査する。
  • 実行中のカーネルにカーネルモジュールをロードおよびアンロードするメカニズムを有効化する。
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