22.9. ライブパッチパッケージの削除
ライブパッチパッケージを削除して、Red Hat Enterprise Linux カーネルライブパッチソリューションを無効にします。
前提条件
- root 権限がある。
- ライブパッチパッケージがインストールされている。
手順
ライブパッチパッケージを選択します。
yum list installed | grep kpatch-patch
# yum list installed | grep kpatch-patch kpatch-patch-4_18_0-94.x86_64 1-1.el8 @@commandline …
Copy to Clipboard Copied! 出力例には、インストールしたライブパッチパッケージがリストされます。
ライブパッチパッケージを削除します。
yum remove kpatch-patch-4_18_0-94.x86_64
# yum remove kpatch-patch-4_18_0-94.x86_64
Copy to Clipboard Copied! ライブパッチパッケージが削除されると、カーネルは次回の再起動までパッチが当てられたままになりますが、カーネルパッチモジュールはディスクから削除されます。今後の再起動では、対応するカーネルにはパッチが適用されなくなります。
- システムを再起動します。
ライブパッチパッケージが削除されたことを確認します。
yum list installed | grep kpatch-patch
# yum list installed | grep kpatch-patch
Copy to Clipboard Copied! パッケージが正常に削除された場合、このコマンドでは何も出力されません。
検証
カーネルライブパッチソリューションが無効になっていることを確認します。
kpatch list
# kpatch list Loaded patch modules:
Copy to Clipboard Copied! この出力例では、現在読み込まれているパッチモジュールがないため、カーネルにパッチが適用されておらず、ライブパッチソリューションがアクティブでないことが示されています。
現在、Red Hat はシステムの再起動なしで、ライブパッチを元に戻すことはサポートしていません。ご不明な点がございましたら、サポートチームまでお問い合わせください。